NFTとは?分かりやすく解説します!【完全初心者でも安心】

  • 2021年11月11日
  • 2022年1月31日
  • NFT
NFT
この記事で解決できるお悩み

NFTって何・・・?どんな意味があるの?

こんな悩みに答えていくよ。
ボクはNFTアーティストとしてNFTの取引を行なってきた経験があるんだ。
TwitterでもNFTについて発信しているので、こちらも信用担保になると思うよ✨

先にこの記事のポイントを挙げておきます。

この記事のポイント

NFTは「鑑定書付き一点モノのデジタルデータ」を生成できる技術です。

デジタルデータに「見えないハンコ」を押すイメージ

「見えないハンコ」はブロックチェーンという技術が使われている。

NFTアートは転売されても原作者(クリエイター)に収益が還元される仕組み

NFTマーケットでは「ゲーム内の土地」「デジタルウェア」などこれまでにない商品が売れている

NFTアートは数十億円の取引例がある

NFTとは?

NFTは「Non-Fungible Token」、日本語では「非代替性トークン」と訳されます。

一言でいうとNFTは「鑑定書付き一点モノのデジタルデータ」を生成できる技術です。

どのように実現するのかと言うとデジタルデータに「見えないハンコを押すイメージです。

ハンコを押して唯一無二である事が証明できる状態にする事をデータを「NFT化する」と言います。

例えばどんな時にNFTが有効か?

例えば、あなたが撮影した写真を友人と共有したとします。

写真を持っている全員が「これは自分が撮影した写真だ」と所有権を主張した場合、困ってしまいますよね?

しかし、ここで写真に改ざん不可能な「見えないハンコ」が押されていればどうでしょうか。

明確にあなたの権利が守られます。

これがNFTは唯一無二である事が証明できるメリットです。

どんなデジタルデータならNFTに出来るか?

デジタルデータなら何でもNFT化できます。

イラスト・絵・写真・動画・音楽ファイル・3DデータなどデジタルデータであればなんでもOKです。

NFTとブロックチェーン

NFTはブロックチェーンという技術で管理されます。

ブロックチェーンとはデータを保存する技術です。

ただ保存するだけではなく「正しい状態で、絶対に無くならないよう安全に保存できる技術」です。

そのお陰で履歴情報「いつ、誰が、いくらで買ったか?」などの情報を正確に保存できます。

コピーや改ざんは事実上不可能です。

NFTとブロックチェーンの関係については「NFTとブロックチェーンの関係性とは?」で詳しく解説しています。

なぜ今NFTが注目されているのか?

NFTが注目されている理由は大きく2つです。

世界中で億単位の大きな取引が成立しているから

既存経済の再構築・新しい経済圏の構築が始まっている

数億円の取引は派手だけど、重要なのは経済の再構築のほうだね

1.既存の仕組みを変革する

これは「転売するとクリエイターにも利益が還元される仕組み」がある、という事です。

現状は絵でも音楽でも転売が発生した時、利益を得るのは売った人だけです。

メルカリで漫画を売っても原作者には一円も入りません。

しかしNFTはブロックチェーンという技術を使っているので「誰が、いつ、いくらで買った」という情報が保持されます。

これにより、転売が発生する度にクリエイターが利益を得られる仕組みとなっています。

また、ライブチケットなどの不正が出来ない仕組みを作る事も可能です。

2.新しい経済を創造する

NFTを利用する事でこれまで売買がマーケットとして成立する下地が整いました。

例えば下記のようなものが既に高額で売買されています。

仮想空間の土地

デジタル・スニーカー

デジタル アート

仮想空間の土地に関しては「​​The Sandbox」というゲーム内の土地が高値で取引されています。

購入者は個人だけではなくコインチェックのような企業も多くいます。

購入した土地は現実の不動産と同じく運用して利益をあげる事も可能です。

これまででは違う新しい概念の経済が今まさに誕生しています。

NFTの特徴

NFTの特徴を3つにまとめました。

1. デジタルデータが唯一無二である事を証明できる

2. 取引履歴がオープンになっていて誰でも確認できる

3. 数量制限や転売時の手数料などプログラムで制御が可能(スマートコントラクト)

1. デジタルデータが唯一無二である事を証明できる

NFTは「鑑定書付き一点モノのデジタルデータ」を生成できる技術です。

いわばデジタルデータに「見えないハンコ」を押すイメージです。

「見えないハンコ」にはブロックチェーンという技術が使われています。

ブロックチェーンとは ブロックチェーンは、暗号技術を使ってリンクされたブロックと呼ばれるレコードの増大するリストである。設計上、ブロックチェーンはデータの改変に強い。
引用元:Wikipedia

ブロックチェーンで管理しているから所有者や真証性を担保すると共に複製が出来ないハンコを作成する事が可能です。

2. 取引履歴がオープンになっていて誰でも確認できる

この特徴のお陰でこの2つが成立します。

NFTアートの所有者が明確

二次流通(転売)の時に原作者(クリエイター)に利益が還元される

NFTの登場を誰よりも待ち侘びていたのはクリエイターの方々ではないでしょうか。

長きに渡りコピー品や転売に苦しめられてきたクリエイター業界に救世主が現れたような状況です。

さらに取引履歴は事実上、改ざんは不可能です。

これもブロックチェーンの恩恵です。

NFTとブロックチェーンの関係については「NFTとブロックチェーンの関係性とは?」で詳しく解説しています。

3. 数量制限や転売時の手数料などプログラムで制御が可能(スマートコントラクト)

NFTはプログラムで制御する事ができます

そのプログラムは「スマートコントラクト」と呼ばれています。

これは「自動販売機」と似ています。

自動販売機は下記を無人で行います。

【自動販売機】は【100円入れる】と【ジュースを出す】

スマートコントラクトの場合は

【スマートコントラクト】は【NFTアート「X」を3000円で購入処理をする】と【所有者を変更する】

スマートコントラクトは他にも「デジタルデータをNFT化する」「NFTの数量を3つに限定する」など様々なオーダーに対応します。

そしてスマートコントラクトの処理内容はブロックチェーン上に公開されます。

つまりスマートコントラクトのお陰でNFTの特徴2「取引履歴がオープン」を実現しています。

NFTの販売事例

・Everydays: the First 5000 Days 

アーティスト名:Beeple

作品名:Everydays: the First 5000 Days

取引額:6,930万ドル

Beepleのアートはコミュニティ内でも非常に高く評価されています。この作品は彼の作品5000個をコラージュしたものです。2007年から毎日1つのアート作成した結果、これまで販売されたNFTアートの中で最も高値となりました。

・CryptoPunks

アーティスト名:CryptoPunks

取引額:合計取引量が11億8000万ドルを超え(2021年9月1日の時点)

作品名:#7523 など様々

もともと10000個のランダムにつくられたアート群で2017年に実験的に無料でリリースされました。

その後、9000個のCryptoPunkが流通して現在では合計取引額は11億8000万ドルを超えています。

・ジャック・ドーシーの初ツイート

取引額:291万5835ドル(約3億1500万円)

2021年3月22日(米国時間)にTwitterの創業者であるジャック・ドーシーが「Valuables」というマーケットプレイスを通じて自身の初めてのツイートをNFTアートとして販売しました。

販売で得たお金は非営利団体Give Directlyに寄付したとのことです。

・World Wide Web(www)のソースコード

取引額:543万4500ドル(約6億円)

「World Wide Web(www)」はイギリスのコンピュータ科学者で「ウェブの父」と呼ばれるティム・バーナーズ=リーによって発明されたハイパーテキストシステムです。

内容は「WWW」のソースコード9555行のほか、開発過程を回顧した手紙、フルコードが描かれた「ポスター」などのパッケージでオークションは1000ドル(約11万円)からスタートして543万4500ドル(約6億円)で落札されました。

・バーチャルスニーカー「AIR SMOKE 1」

取引額:約140万円

株式会社1SEC(ワンセック)内で発足した1Block(ワンブロック)による、日本初のコレクタブルバーチャルスニーカー「AIR SMOKE 1™」が、販売開始わずか9分で完売。支払いは、仮想通貨「イーサリアム(ETH)」を使って行われました。価格は5イーサリアム、完売時レートで換算すると約140万円でした。

・エミネムのアクション・フィギュア

取引額:178万ドル(約1億9400万円)

アメリカのヒップホップMCエミネムがプロデュースしたオリジナルのインストゥルメンタル・ビーツと、よく知られた様々な衣装を着たアクション・フィギュアのセットがNFTマーケットプレイス「Nifty Gateway」開催のデジタル・フェスティバル「Shady Con」で発売されました。

アートからITや音楽など業界を超えて色々な例があるんだね〜
ボクもNFTアート作りたいな!

NFTについてまとめ

この記事ではNFTとは何か?なぜ注目されているのか?販売事例は?について解説しましたがいかがだったでしょうか?

今後さらに加熱するであろうNFTに関する情報を今後とも発信していきますのでよろしくお願いします!

次回はボクが実際にNFTアートを出品するよ!

NFTアートの売買を始めたい方はこちらで詳しく解説しているので、是非ご覧ください。

OpenSeaの始め方 | NFTアートの買い方・売り方を徹底解説 【完全初心者向け】 – NFT Bear

この記事で解決できるお悩み NFTアートの売り方が分からない・・・ NFTアートの買い方が分からない・・・ OpenSeaってどうやって始めるの? 先にこの記事のポイントを挙げておきます。 この記事のポイント 現状、OpenSeaでは日本円やドルでNFTアートを買うことは出来ない 暗号通貨のETH(イーサリアム)を持つ必要がある Coincheck、MetaMask、OpenSeaに登録する必要が […]