Kawaii女の子を独特のやさしいタッチで描く、日本のトップNFTプロジェクトの一つKawaiiGirlNFT。OpenSeaの取引量は18.9ETHを誇り、コミュニティも活発で今後の活動も注目を集めている中、イラストレーターの Ame-chan(@KawaiiGirlNFT) にインタビューさせて頂きました✨
KawaiiGirlNFTはコミュニティやホルダーをすごく大切にしている
コミュニティにはギブの精神が強い方が多い。そんな方々に恩返ししたいと考えている。
1作目から順調に売れたのはAme-chanの絵が素晴らしいのが前提だが、戦略もあった。
その戦略は2つミントして1つはGiveaway、1つはオファー制で販売する事だった。
「アイコン映えする」事は重要だが自分のカワイイを貫く事が何より重要。
NFTの活動をする上で「自分はNFTを通じて何が実現したいのか?」を明確にする事が大切。それを軸に次の行動を決める。
ー本日はありがとうございます!まず最近のニュースからですが2021年最後のオークションがすごく盛り上がったと思います。
Ame-chan:そうですね、正直こんなに盛り上がるとは思っていなかったので驚きました!
本当にいろんな方が入札して下さいました。
こんなにも多くの方がKawaiiGirlNFTを欲しいと思ってくださっていると知り凄く嬉しかったですし、それに応えられるようこれからも努力を忘れずに頑張っていこうと思いました。
ー最後は0.6ETHで終了されましたよね
Ame-chan:はい、最終的にシュウさんという方が購入して下さって、今アイコンにして頂いています。
ーKawaiiGirlNFTは手に入れたら絶対アイコンにしたいですね!
ーでは2022年、年始の福袋企画に関してもお伺いできますか?
Ame-chan:年末のオークションもありがたい事に大盛況で、海外でも価格が高騰している中で「もう少し手の届く金額なら・・・」という方がいらっしゃる事に気が付いて、そう言った方々にも届けたいなと思いました。
とはいえ、正規の価格で購入して下さったホルダーさんをおざなりにする事は絶対に出来ない。
そうなった時に何かイベントで盛り上げながら届ける事が出来ないかなな、と考えた企画が福袋でした。
ー既存ホルダーさんへの配慮も素晴らしいですね(!)
Ame-chan:ありがとうございます!ホルダーさんは本当に大切にしたいと考えているので。
あとは双子の子を描きたいって思ってたんですね。
新年なので桜と梅をモチーフにした双子が良いなと思い、あの形になりました。
Kawaii Girl NFTの軌跡
ーKawaiiGirlNFTはどのような形でスタートしたのでしょうか?
Ame-chan:元々、私とTommyが仕事の同僚だったんです。
Tommyは2021年の2月くらいからNFTが好きで情報収集や購入もしていて。
ある日インスタのストーリーで「絵を描ける人いませんか?」って投稿があったんです。
私は趣味で絵を描いていましたし仮想通貨もやっていてNFTにも興味があったので、それに返信したのが始まりです。
ーなるほど、Tommyさんが一足先にNFTの世界に入っていたのですね。通訳のGumi-Chanはどのような形で?
Ame-chan:9月からTommyと2人でいろいろ作戦を立てていたのですが、その中で海外展開をするにはやっぱり英語が話せる人が必要だね、となりました。
そこで身近で英語を話せる友達のGumi-Chanを誘ったら快く引き受けてくれました。
ー皆さん元々のお知り合いだったのですね。誘った時Gumi-ChanはNFTとか知っていたのでしょうか?
Ame-chan:いえ、全く知らなかったんですがキャッチアップの速度が速くて、一瞬で同じレベルまで到達した感じでした。
ー素晴らしいですね!
ー本格的にスタートしたのが10月でしたが最初の一作目から順調に売れたのでしょうか
Ame-chan:そうですね、順調に売れました。
注目してくれる方も多かったので、最初の2週間くらいは毎日ミントしてすぐに売れていくという感じでした。
ー順調にスタートできた要因はなんだったと思いますか?
Ame-chan:Tommyと一緒に戦略を考えてコレクションの展開を始めたことが大きかったかなと思います。
まず一番最初に2つミントして、一つはGiveawayにして認知を広げるようにしました。
もう一つをオファー制で販売しておくことで、Giveawayで見てくださった方などからオファーが何件か入ったんです。
そこからは徐々にKawaiiGirlNFTの認知が広まっていき、何度かGiveawayをするなかで欲しい方も増えてRTも増えるというサイクルが回っていきました。
こうして、認知を広めつつ取引量を増やすことが同時に出来たのかなと思います。
ーなるほど。素晴らしい戦略に感心してしまいました。ありがとうございます。
Tommy:ただ戦略もそうですが、やっぱりAme-chanの絵が素晴らしいというのが前提だと思います。素直に絵が好きって言ってくれる方が沢山いらっしゃるので。
ーたしかに一目で分かるオリジナリティがありますよね。
Ame-chan:あとは、miinさん(@NftPinuts)にイラストを気に入って頂けて、依頼絵を描かせていただきました。
そちらをプロフィールにしてくださったり、私のツイートをRTしてくださったことが、多くの方に知っていただく機会となったのもあります。
ーmiinさんとは以前からお付き合いがあったんですか?
Ame-chan:いえ、全くです。
最初のGiveawayを行ったさいに、miinさんもいらっしゃるDiscordでも宣伝したのでそこで知って頂いたのだと思います。
ーでは、おにぎりまんさんのインタビューで海外への発信が凄いと伺いました。こちらはどのような活動をされているのでしょうか?
Ame-chan:基本的にGumi-Chanが先導してやってくれてるんですが、私のツイートを引用RTで英語にしてくれたり、NFT関連のスペースに一緒に入って通訳してくれたりしています。
ーどんなスペースに入っているのでしょうか?
Ame-chan:OpenSea主催のスペースだったり、NFTタイムというZombie Zooのエミさん(@emikusano)が主催しているスペースだったりです。
あとはDiscordに英語用のチャンネルを作ったりとかもしています。
ー10月からスタートされて3ヶ月経ちましたが、これまでで印象的だったことはどんな事でしょうか?
Ame-chan:この3ヶ月間、本当に毎日いろんな事があったのですが、ホルダーのきりんさん(@giraffe_NFTjp)がnoteに活動の軌跡をまとめて下さっていて、本当に感動しました。
こういった事をして下さるコミュニティの存在が嬉しくて、noteの方もぜひ読んで頂けたらと思います。
https://note.com/kirin_nft/n/n1f16683b4be5
Ame-chan:あと出来事としてはDiscordに「予定」というチャンネルがありまして、そこに毎日何をやったかっていうのを10月から記録しています。
アートのバックボーン
ーアート自体について伺いたいです。イラストが今のテイストになっていったっていうのはどういった経緯でしょうか?
Ame-chan:テイスト自体は元々描いていたものとそんなに変わっていないんです。
自分の好きな服だったりとか、髪型とかメイクとか、自分で現実にはなかなか出来ない部分をイラストに表現しています。
ーチーム内で話し合ったりはしたのでしょうか?
Ame-chan:そうですね、最初Tommyと私の2人だった時に話し合いました。
でもTommyから「これはダメ」みたいに言われることもなかったので基本的に私の元々のテイストで、という感じでした。
その時に「SNSのアイコンにしやすい構図」がいいね、というの話がありました。
ー確かにすごくアイコン映えすると思います!
ー関係する内容ですが、アートを作成する時に意識しているポイントはありますか?
Ame-chan:そうですね。いまの話のアイコン映えはやはり意識しています。
ただ何よりも自分がカワイイと思えるっていうのを大事にしたいなと思っています。
「これがウケる」とかではなくて自分のカワイイを貫きたいです。
ー影響を受けたアーティストはいますか?
Ame-chan:NFTアーティストで言うとBAYCですね。
特に、NFTを通じたコミュニティ性というところで影響を受けました。
BAYCのプロフィールピクチャーを通じたコミュニティがすごくイイなと思って。
ーでは注目しているNFTアーティストやコレクターの方はいらっしゃいますか?
Ame-chan:アーティストさんで言うと、いま凄く伸びているAirbitsさん(@pilotraders)です。
私は元々イラストレーター をしていた訳ではないんですが、NFTをキッカケにクリエイターとして世の中に広く発信するようになりました。
Airbitsさんも元々パイロットをされていて、同じようにNFTをキッカケにクリエイターとして活動を始めた方なので、リンクする部分もあってすごく注目しています。
ーAirBitsさんは芸能人の方もホルダーになっていたり凄いですよね。
コラボでKawaiiGirlNFTのイラストがあのテイストで3Dになったの見たいなと思いました笑
ーではNFTコレクターの方で注目されている方はいらっしゃいますか?
Ame-chan:そうですね、既に有名な方々ですが、うみつるさん(@umitsuru_fire)や全力マン(@zenryoku_eth)さんでしょうか。
うみつるさんはOnCyberのギャラリーにとても力を入れていて、全力マンさんは市場分析など情報発信されていて注目のコレクターさんだと思います。
ありがたい事にお二人ともKawaiiGirlNFTのホルダーになって頂いています。
NFTアーティストの活動について
ー最近、NFTアートを始める方が多いと思います。まだ取引が成立していないNFTアーティストの方々にアドバイスするとしたら、どのような事がありますか?
Ame-chan:そうですね、NFTは「これだ!」という正解は無いと思うのでアドバイスという形では無いのですが自分はこう思う、という事でしたら。
ー仰る通りですよね。是非そちらお聞かせ頂きたいです。
Ame-chan:何かこう、多分NFTを通じて実現したい事って人によって違うと思うんです。
もともと画力のあるイラストレーターさんだったら自分の絵を届ける手段の一つかもしれませんし、私だったらBAYCのようなコミュニティ性を中心に考えて、自分のコレクションを大事に育てていきたいと思っています。
先程お話しにださせていただいたAirbitsさんも、NFTを通じて成し遂げたい事があるのだと思います。
そういった中で大事かなって思うのは、やりたいことだったり「NFTを通じて実現したいこと」をちゃんと明確にする事だと思います。
多分それによってやるべきことが変わってくると思います。
ーまずは自分の目的意識を明らかにするという。
Ame-chan:はい。なので一般的に「これをやるべき、あれをやるべき」みたいなモノに流されずに自分の目標を軸に考えて、やるべき事を取捨選択するのが大事なんじゃないかなと思いました。
ーNFTアートを始めて良かったなと思うのはどんな時ですか?
Ame-chan:やっぱりNFTを通じて自分のイラストをカワイイといって頂けるのはとても嬉しいですね。
あとやはり自分の絵を通じて一つのコミュニティができているのが嬉しいです。
私たちとホルダーさんが繋がるのはもちろん、ホルダーさん同士で繋がっていくのを見ると本当に始めて良かったなと思いました。
ー逆にNFTのアーティストとして活動している中で困ってる事はありますか?
Ame-chan:あまり無いですが、やりたいことが多くて取捨選択に苦労しています。
あとは、ガス代が無くなったら皆ハッピーだな、くらいです。笑
また、困っているというと少し違うのですが、有名な方がNFT始めましたと言うとリプが荒れるっていうのを結構みてきてたので、今後もっと広くNFTの理解が広まると良いなとは思います。
ーKawaiiGirlNFTも今とても有名だと思いますが嫌な思いをされた事はありませんか?
Ame-chan:そうですね。批判コメントとかアンチとか不快になるような事が本当に無いんです。
それも今の日本のNFTコミュニティの良い所だなと思っています。
ー以前にBig Hat Monkyさんにインタビューさせて頂いた時も同じ事を仰っていました。感謝やギブの精神に溢れている、という。
そんな中で今後NFTの関連で何か期待する未来はございますか?
Ame-chan:やはり私はNFTが好きというか、期待をしている部分が大きいのでNFTが日本でも世界でもNFTが当たり前のモノになって欲しいなと思います。
あとはメタバースの中で物事が完結する世界になったら面白いなと思っています。
DAOについて
ーコミュニティはコチラのDiscordでやられていますがDAOという形態なのでしょうか?
Ame-chan:今はDAOという形態にはなっていないです。運営として私達がいる状態なので。
ーなるほどですね。Pajiさん作成のDAOリスト上位に入っていたので
Ame-chan:そうですね、Pajiさんのは現状DAOでなくても今後なりそう、というのも入れて頂いていたのだと思います。
まだ確定では無いのですが一応、将来的な構想はあります。
KawaiiGirlNFTの目標として100体ミントというのがあるのですが、それが終わったあと、もしコミュニティがまだ活発だったら自分たちも運営者ではなくDAOのメンバーの1人として皆さんと一緒に誰か成し遂げられたら、と思っています。
ー現状Discordの「提案チャンネル」が凄く盛り上がってると思います。このように盛り上がっている要因はなんだと思いますか?
Ame-chan:分かりやすいDiscordを作るのが大切かなと思っています。
書き込もうと思った時に、どのチャンネルに何を書き込めばいいかが明確になるような。
なので提案チャンネルに限らず、多分どのチャンネルでも気軽に書き込める状態になっているのかなとは思っています。
それに付随して、なるべく書き込みやすい雰囲気を作るようにしています。誰か書き込んでくれたら必ず返信するなど。
ただ前提としてギブの精神が強い方が多いというのが大きいと思います。
ホルダーさん自身が率先して「KawaiiGirlNFTの価値を上げていきたいです!」と仰って下さったり、純粋にコミュニティとして楽しんで下さる方が多いので。
ーなるほど、良いメンバーが集まって正のサイクルが回っているのですね。
ーでは、コミュニティ内のトークンを発行していてアクセサリーNFTやオリジナル物の制作権利などに使用できるとのことですが、発行の狙いどんな所でしょうか?
Ame-chan:これはもうコミュニティの皆様がもっと楽しんでもらえるように、という所ですね。
ホルダーさんはもちろんコミュニティに入って下さった方に恩返しをしたいなと思っています。
今後はホルダーさん以外でもKawaiiGirlNFTを盛り上げて下さった方にトークンをお渡しする事はあると思うので、色々な方に参加してもらえて、価値が高まって利益が出て、という良いサイクルが生まれたら、と思っています。
今後について
ー今後の予定について教えて頂けますか?
Ame-chan:韓国で一番有名な Doge Sound Culb(@dogesoundclub) というプロジェクトがあるのですが、そちらとコラボさせていただいてジェネラティブNFTプロジェクトをやります。
DSCはOpenSeaのランキングでも上位になってる有名なプロジェクトで私も大好きなのでコラボできて凄く嬉しいです。
ー数は決まっているのでしょうか?
Ame-chan:はい、10000体MINTします。1月下旬にローンチ予定なので、ぜひお楽しみにしていてください!
ーおおお、、これはクリック戦争になりそうですね!本日はお忙しい中ありがとうございました!
Ame-chanお忙しい中、本当にありがとうございました✨
作品やNFTの活動に対する想いも伝わってきたし、なによりコミュニティを大切にしているんだなと感じたよ✨
今後はジェネラティブNFTを販売されると言う事で公式HPみたら瞬きしてたね!
もしかして動くのかな?どんなコレクティブになるかとっても楽しみだ🔥
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