NFTアーティスト【Big Hat Monkey】さん「音楽NFTを展開する時、使用用途を明確にしてモデルケースを提示してあげる事が重要」 インタビュー後編

NFT

帽子を被ったモンキーのイラストが特徴的な「Big Hat Monkeys」さんはチルなHip HopミュージックのMusic NFTとイラストはのNFTアートをミックスして展開しており、OpenSeaの取引量は現在4.1ETH、これから音楽NFTの分野で更なる活躍が期待されるNFTアーティストです。
この後編では「音楽NFTについて」や「NFTアーティスト活動」についてなどを伺いました。

前編はこちら。

NFTアーティスト【Big Hat Monkey】さん「(ちょっと背伸びして)夢を追う、というテーマからBig Hat Monkeysが生まれました」 インタビュー前編 – NFT Bear

帽子を被ったモンキーのイラストが特徴的な「Big Hat Monkeys」さんはチルなHip HopミュージックのMusic NFTとイラストはのNFTアートをミックスして展開しており、OpenSeaの取引量は現在4.1ETH、これから音楽NFTの分野で更なる活躍が期待されるNFTアーティストです。 この前編では「チーム編成」や「Big Hat Monkeyの誕生秘話」についてなどを伺いました。 […]

インタビューの超要約

作品を作る上で一番大事にしてるのは「ブランディング」

音楽で一番影響を受けたのはNujabes

イラストで好きなアーティストはBLUEさん(@aonisai1122)NIKO24さん(@fukusta343)

音楽NFTを展開する時は使用用途を明確にしてモデルケースを提示してあげる事が重要だと思う

NFTを始めて良かったと思うのは新しい事を発信したり、感謝の精神が凄くある皆さんと繋がれた事

今後は国内のアーティストの支援も行って行きたい

アーティストとしてのバックボーン

ーではアーティストとしてのバックボーンをお伺いしたいです。
作品のインスピレーションはどんな時に生まれますか?

Big Hat Monkey さん(以下、Big Hat Monkey:インスピレーション・・・なんだろう、あんまかっこいいこと言えないっすね。笑

なんか思いついたままメモってる感じですね。

ー例えば朝の散歩中に思いつくとか特定のシチュエーションは無い感じですか?

Big Hat Monkey:一応、お風呂とかですかね。長いんですよ。1時間ぐらい入るんで。

ーそこはサウナ好きとして笑

Big Hat Monkey:はい。笑 お風呂でアイデア考えながらスマホにメモって、みたいなのはありますね。

ー作品を作る上で重要視している事はなんですか?

Big Hat Monkey:一番大事にしてるのは「ブランディング」です。イラストも音楽も、自分のなかの基準をクリアしたものを出していきたい。そこはブレないようにしたいですね。

ーでは好きな音楽アーティストは誰でしょうか?

Big Hat Monkey:やっぱり一番影響を受けたのはNujabesですね。Hydeout Production系です。

高校の時はハイスタとか聞いてましたね。あとジャパニーズヒップホップも好きですし。

ーこの前、YoutubeのMixをツイートしてましたよね。

Big Hat Monkey:そうですね。昔からやってる方たちも好きだし、最近の若い方とかも好きですね。色々幅広くではあるんですけど、ずっとチル系が好きなんですよね。

ーまさに今やられている感じの

Big Hat Monkey:はい。なので今やっている事は本当に中にあるものを、まんまアウトプットしている感じですね。ある意味、そんなに考えなくていい感じです。

ーおおお、一番理想ですよね(!)
イラストで好きなアーティストは誰ですか?

Big Hat MonkeyBLUEさん(@aonisai1122)NIKO24さん(@fukusta343)ですね。

やっぱストリートなテイストがあって同時にオシャレな感じもあるので好きですね。

BLUE さん
NIKO24さん

ーNIKO24さんはちょっとサムライチャンプルー(※サウンドにNujabesが使われているアニメ)ちょっと思い出しました。クオリティもめちゃくちゃ高いですね。

Big Hat Monkey:そうなんですよ。もう憧れています。

元々「侍と仮面」というモチーフもこういう雰囲気で考えていたんですが、流石にこの感じはボクに書けないなと。

ーそこから、いまBHMのポップなアメリカンなテイストにはどうやって辿り着いたのでしょうか?

Big Hat Monkey:今挙げた二人みたいな表現方法は無理でも自分なりの「ストリートでカッコいいテイスト」を出したいと思って、出来る道を探して辿りついた感じですね。

なので表現方法の違いはあってもBLUEさんやNIKO24さんと通じる部分はあると思っています。

頑張って付いて行きたい!という感じですが。笑

ーなるほど、パッと見で分からなくてもバックグランドで繋がっているというのは面白いですね!

Big Hat Monkey:NFTの世界だと現状はイラストが先行してると思います。

だからイラストの方々に「そのイラストをギャラリーに飾って、この曲を合わせたら凄い良くないですか?」って提案して行きたいんですよね。

ーそれはうみつるさんの美術館で体験しました(!)

Big Hat Monkey:空間の中で音楽は主張しすぎず、ちょっと控えめで良いBGM的な感じで。

音楽NFTについて

ー音楽NFTの世界でヒットしているアーティストっているのでしょうか?

Big Hat Monkey:ボクらも含めてまだいないんじゃないかなと思っています。

NFTで音楽を買うっていう概念もそんなに根付いてないと思いますね。

ーそうですよね。今まさに、そこを挑戦されてる感じですよね

Big Hat Monkey:はい。なんか音楽出しますっていうだけじゃなくて、使い方を提案が必要かなって思います。

プロデューサーというの立場でNFT市場を俯瞰してみた時にそう感じます。

ー使い方という意味ですと音楽とメタバースを絡めての音楽ライブとかあると思います。この辺はどう見ていますか?

Big Hat Monkey:あれはユーザーコミュニケーションとかエンターテイメント性がポイントだと思うので、僕とは使い方が全然違うように感じます。ああいう音楽の使い方も楽しいですよね。

ボクらの方はコミュニケーションというよりは、絵を引き立たせて、美術館にもっと人が来てもらうとか、そのためのサポートするっていうのを重要視してます。

ーなるほどですね。音楽NFTも色々な使い方が増えていくといいですね。

Big Hat Monkey:そうですね、空間デザインに音楽を使うって言うのが、ボクらが提案している事ですけど、もっと他にも色々あるといいですよね。

NFTアーティストの活動について

ーでは、いまNFTアーティストを始めたけど中々売れなくて困っている、という方にアドバイスするとしたら、どんなことが挙げられますか?

Big Hat Monkey:音楽NFTで言うと、やっぱり使用用途を明確にしてモデルケースを提示してあげる事ですね。

ボクらも最近は自分でoncyberを作って音楽流して、こうやってイイ感じに使えるよっていうのを提示させてもらったように。

自分の好きなものを表現するのも大事ですが、やっぱり購入者側の立場になると「買ってどうやって使うの?」ってなると思うので。

イラストは画力的にはボクらより皆さんの方が凄いと思うので・・・

ただ思うのは、画力がある方はあんまり安売りしない方がいいかなと思います。

努力して作った作品を安く売ってしまうと、次もそれぐらいになってしまいがちなので。

そこはちょっと我慢というか。

ーまだ1個も売れてない方は具体的にいくら位で出すのが良さそうでしょうか?

Big Hat Monkey:うーん、難しいですが0.01〜0.03ETHくらいですかね。。すみません、わかりません・・・?

ー聞いておいてすみません。一概には言えないですよね。。が、0.01ETHあたりから考えるのも良さそうですね。

ーでは注目しているNFTのコレクターはいらっしゃいますか?

Big Hat Monkey:コレクターはうみつるさん(@umitsuru_fire)全力まんさん(@zenryoku_eth)そらさん(@sorairo008)、あとさっきも出たゼロさん(@ZERO100_FX_NFT)

あとアニマル系をすごい集めてるビリボビさん(@bili_bobi_kk55)ですね。

ービリボビさんのアイコンはBHMさんが好きなアーティストで名前上がったNIKO24さんですよね?

Big Hat Monkey:そうです。僕が欲しいヤツです。笑

ーそれは注目のコレクターですね!笑
ではNFTを始めて良かったなと思ったのはどんな時ですか?

Big Hat Monkey:やっぱりいま皆さんと繋がってて心地いいんですよね。

みんな好奇心があるし前向きだし。話してて面白いし好きなんですよね。

そういう人たちと何というか同じ時間、今のNFTがこれからどうなるんだみたいな時代を共有できてるっていうのが、凄い面白いなと思いますね。

ー確かにエネルギーが溢れた人が多いですよね。仕事量がバグってる人が多い気がします。笑

Big Hat Monkey:本当にそうですね。変な愚痴とかも無いじゃないですか。

会社員の時は周りでそういうのありましたけど、こっちの世界はみんな新しい事を発信したり、感謝とかGIVEの精神とかがすごくあるし、こういう世界に出会えたのが良かったなと思っています。

ー 一方でNFTをやっている中で何か困ってる事はありますか?

Big Hat Monkey:これはもう沼から抜けれないっていう事ですね。

ずっとTwitterとか見ちゃうし、買っちゃうんですよね。

ーAddidasも購入されてましたよね

Big Hat Monkey:アディダス買いました!オリジナルス好きなので!笑。

あといまはoncyberに飾りたいので、3D作品を買いたいと思ってます。

今後について

ー今後の予定教えて頂けますでしょうか?

Big Hat Monkey2022年の1月に新しいコレクションの発表を考えていて、これは「Big Hat Monkeysを多くの方に届けたい」ということと、「国内のアーティストを支援したい」という2つの目的を達成できるような形にしたいと思っています。

コレクションのロードマップも出そうと考えています。

ー最後に今後、NFT関係で期待してる未来はありますか?

Big Hat Monkey:そうですね、まずはもっとアーリーアダプター的な人たちがもっと入ってきて欲しいですね。それで一般の人たちにも入ってきてもらう。

やっぱりNFTを買う人が少ないのでバランスが取れるようになったら市場も広がるので。

ーなんだかんだ、まだ注目しているのは一部と言えますよね

はい、なので1月のアーティスト支援というのも、アーティストがバテないようにというか、NFTアートの活動楽しいよねって思えるようなサポートがしたいと思っています。

ー素晴らしい活動ですね!本日はお忙しい中インタビューありがとうございました!


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