NFTアーティスト【おにぎりまん】さん「NFTアート初めて売れたのは出してから2ヶ月後ぐらい」インタビュー前編

  • 2021年12月22日
  • 2022年1月8日
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独特のタッチでマブい女の子を描き、インタビュー時(2021/12/11現在)にTwitterフォロワー数 2万人以上、取引量200ETH以上(1億円以上)を誇る、間違いなく日本のトップNFTアーティストの一人「おにぎりまん」さんへのインタビューです。この前編ではNTFアーティストとしての活動やバックボーンについて伺いました。

インタビューの超要約

NFTアートを出してから2ヶ月間は1つも売れなかった

売れ始めたのはここ4年間、仮想通貨界隈のコミュニティにいた事が大きい

仮想通貨界隈の人たちはNFTアートにアレルギーがない

いまのスタイルで女の子を描き始めたのは「ちょっと違うことをやってみるか」くらいの感じ

通勤中やカフェでインスピレーションを得る事が多い

基本的に1枚2時間以内に描き上げる

売上は家族の為に使おうと考えている

ー本日はお忙しい中ありがとうございます!
まず最近TOKYO POP GIRL Collectionが5分で1200個、4時間で3000個が完売したのですが、やってみた感想はいかがでしたか?

おにぎりまん さん(以下、おにぎりまん):今回出品したマーケットプレイスのtofuNFTさんで運営者の方から直接お話を頂きました。色々とサポートして頂いたので、もうほぼその方のお陰だなと思っています。

先方とはコンセプトを擦り合わせたり、作品の組み合わせをやってもらったりしました。

ー購入者は海外の方も多かったと思います。これはどのようにリーチしていったのでしょうか?

おにぎりまん:そこもtofuさんにプロモーションを協力してもらった結果ですね。tofuさんが海外にもアピールできるコネクションやチャンネルを持っていたので。

ーなるほどですね。tofuNFTの方とは前から交流があったのですか?

おにぎりまん:もともと交流があった訳ではないんですがtofuNFTの方が周囲に「仮想通貨界隈でイラストって言ったらだれ?」みたいな話を周囲にした時に「おにぎりまん じゃね」みたいな感じで推薦いただいて偶然、目に止まったという感じだと思います。

TofuNFTを運営する「コイン神社さん」は元々4〜5年くらい前に「コイン相場」という仮想通貨のアプリを運営していまして。もう、その時みんな使ってましたね。なのでその時から存在は知っていました。

ーあと最近の話で上原亜衣さんから反応がありましたよね。元から知り合いではなかったんですよね?

おにぎりまん:もちろん全然面識なかったです。

上原さんはYouTubeやられていて仮想通貨界隈の方ともコラボしていたりするのでNFTに興味あるのは知ってました。

実はそのコラボ相手が自分の相互(フォロー)さんだったみたいなんですね。

もしかしたらですが、そこから「おにぎりまん」の存在も知ってくれたのかもしれません。

一やはり反応あった時は嬉しかったですか?

おにぎりまん:それはめちゃくちゃ嬉しかったですよ。

仕事を20時ぐらいに退勤したら何か上原さんから反応が来てたので、すぐ描きました。楽しく描かせて頂きましたね。

NFTアーティストとしての活動

ー今年の3月にRaribleでNFTを出したと思います。NFTアートを始めてみようと思ったキッカケは何だったのでしょうか?

おにぎりまん:これは本当に明確に覚えてなくて。
2017年ぐらいから仮想通貨界隈にエンジョイ勢としてずっと入り浸ってたんで、Twitterのタイムラインで「NFT」って言葉が流れてきたのを見てて。面白そうだからやってみるかって感じだったと思います。

ー(2021年)3月にTwitterのジャック・ドーシーのNFTが3億で取引されて世間的にも注目されたタイミングでしたよね。それで初めの2 ヶ月くらいは全然売れなかったと聞いています。

おにぎりまん:そうですね。初めて売れたのは2ヶ月後ぐらいでしたね。5月ぐらいだったと思います。

ただ売れたのに気がついたのは8月とかだったんですよね。

ーリアルタイムでは売れたの認識していなかったのですね(!)

おにぎりまん:出したけど売れなかったから放置してたんですよね。で、「そういえばアレどうなった かな?」って見たら5月に売れてたんだ、と。

ー5月に1個目が売れたのは何か要因があったのでしょうか?

おにぎりまん:それで言うと全然わかってなくて。

ーその時点で結構売れたんすか?

おにぎりまん:いや、0.1ETHくらいで二つだけ出品していた位です。

ー9月からOpenSeaに参入していて9月末~10月はじめに凄く伸びているのですがこれは何が起こっ たのでしょうか?

おにぎりまん:SNSでインフルエンサーの方が取り上げてくれてバズったからだと思います。

ーバズる前はどれくらい売上があったのでしょうか?

おにぎりまん:その時点で25ETHくらい取引されていたと思います。

ー25ETH(!)恐らくOpenSeaの日本クリエイターの中でもトップクラスですよね?

おにぎりまん:多分そうだと思います。そういう所もあってピックアップしてもらえたのかもしれません。

ーそもそも25ETHまで伸びた要因ってありますか?

おにぎりまん:要因・・・そうですね・・・本当に2017年くらいから仮想通貨界隈にいて、周りもNFTに全然アレルギーがない人ばっかりだったんですね。

そういう昔からの馴染みの方が「おにぎりまんNET始めた なら買ってあげるよ」みたいな感じで。そこから数字が少しづつ積み上がっていった感じですね。

ーなるほど、NFTアートを始める段階で仮想通貨界隈のコミュニティにいた事が大きいのですね。

そうですね。自分に関しては環境がだいぶ特殊だったと思います。

アーティストとしてのバックボーン

ーそもそも絵を書き始めたのはいつ頃だったのでしょうか?

おにぎりまん:今の女の子のスタイルで描き始めたのは、去年なので2020年8月ですね。絵自体は2018年くらいですね。最初は1年くらいはスマホで書いて2019年の頭からiPadで書き始めたみたいな感じです。

ースマホで書けるものなんですね(

おにぎりまん:ああ〜できますよ。なんかドンキで700円くらいで小さいペンみたいの売ってるんで。笑

ーそうなんですね!それで始めは女の子ではなく戦隊モノの画風だったと聞いています。今のスタイルの女の子を描くようになったキッカケはどんな感じだったのでしょうか?

おにぎりまん:戦隊モノがあんまり伸びなかったんですよね。残念ながら。一部のコアなファンには刺さったんですけど。

そういう中で元々思ってた「女の子描きたいなー」っていう気持ちが強くなってきてって感じです。

なので特に深い理由はないですね。前から思ったし「ちょっと違うことをやってみるか」みたいな感じでした。

ーご自身の中で徐々に気持ちが高まっていって描いてみたという感じだったのですね。
では作品のインスピレーションはどんな時に浮かびますか?

おにぎりまん:出勤中とカフェとかに行ってるときとかですかね。

カフェのお姉さんとか、なんか古い言い方ですがマブい人を見る「うわー」って。笑

ーマブい笑

おにぎりまん:一番しっくりくる言葉なんですよね笑

ーでも世界観的に分かる気がします。笑

おにぎりまん:そういう時はもう手が描きたがるみたいな。

ーおおお。そこから一気に短時間で仕上げるイメージがあります。筆が早いといいますか。

おにぎりまん:そうですね。一般的な方がどれぐらいかわかんないすけど基本的に1枚で2時間は超えない位ですかね。

ー2時間!早い気がします(私も平均が分かりませんが)
アニメからの影響はありませんか?

おにぎりまん:アニメそんな見ないんですよね。なので多分受けてないですね。はい。

ーそうなんですね(!)
では「おにぎりまん」っていう名前がすごい印象的なのですが名前の由来は?

おにぎりまん:これはもう完全に一つで、むかし坊主だったんであだ名みたいな感じです。笑

ー今後、イラストー本でやっていく事はお考えですか?

おにぎりまん:そうですね、やってくつもりは全然あります。ただ、まだ社会人としての基礎というか常識も身にままならない状態なので、これから数十年働く事を考えると今一本に絞るのはリスクが高いなと。

ここでNFTの熱に侵されて仕事辞めて将来職を失うみたいな未来が見えたんで。

ーそうなんですね・・・(私だったらすぐ仕事辞めてしまいそうです・・・)
これは答えられたら大丈夫なんですが、売上の使い道は決まっていますか?

おにぎりまん:自分のためには全然使おうと思ってなくて。もしかすると購入者からすると一緒に感じるかもしれませんが家族のために使おうと思ってます。

インタビュー前半はここまでです。後編はNFTアートの値段の付け方注目しているNFTアーティスト、NFTアートの将来についてなどなど伺っていますので引き続きお楽しみ下さい!

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